そんな季節になりました。

12月といえばクリスマス、ではなく年賀状書き。面倒くさいと思いつつも、完全にスルーするには勇気がいる。私も夫も見かけによらず小心者なので、毎年せっせと賀状を書く。思えば物心ついてから三十数年、ずっと繰り返してきた習慣である。おいそれとは変えられないということかもしれない。
上司、同僚、親戚、友人ざっと100枚くらいは書くだろうか。表裏すべてプリントアウトする年もあるが、よほど切羽詰っていなければ、宛名と添え書きくらいは手書きする。一枚全部手書きする手間に比べればどうということはないものの、枚数が枚数だけに日数はかかる。
あまつさえ、夫も私も筋金入りのうっかり者。住所を書き間違えるなどということは序の口。裏面に差しだし人の住所も名前もすべて印刷したことを忘れて表書きし、気が付いたときにはすでに10枚近く書いた後だったり、静かに昼寝していると思っていたら、何が気に入らなかったのか突然大泣きし始めた大輔に焦り、慌てて立ちあがった拍子に、三日がかりで書き上げた葉書の上にコーヒーをぶちまけて台無しにしたり。挙句に葉書が足りなくなり、近所の文房具店に走ったり。そんなこんなで、かなり早目にとりかかったにも関わらず、締切りぎりぎりで投函する羽目になる。おーまいがっど。
投函した後も、住所不明で戻ってきたり、書いたつもりの人物に書いてなかったことに三が日過ぎて気が付いたり。それが夫の上司だったりした日には、目も当てられないことになる。合掌。(さりげなく嫌味を言われたらしい。)
それにしても、たかが葉書を書くだけなのに、何故こうも毎年様々なアクシデントに見舞われるのか。せめて一度くらい、何事も無く書き終えてみたいと思うのだが、思えば物心ついてから三十数年ずっと繰り返してきた習慣である。おいそれとは変えられないということなのかもしれない。三つ子の魂百までと言うし。
うっかり者の年末は、思いの他にドラマチック。自業自得という言葉が身に染みる。