謎の言葉。

1年ぶり以上の更新。とりあえず、近況を書いてみる。

3歳5ヶ月になった大輔、もはや自由自在に日本語を操れるようになった。一人前に天候の挨拶から世間話を始めるあたり、大したものだと感心する私。とはいえ、内容は往々にして意味不明。
例えば今朝1発目の世間話はこんな感じだった。


「ママ、今日は寒いからね、うきうきにしないとだめなんだよ、ママ。」
「そ、そう。じゃ、うきうきにしてみようか、大ちゃん。」
「ほら、シロ(注:ゴールデンレトリバーのぬいぐるみ)、シロもうきうきじゃないと。うきうきじゃないとだめだからね。」


うきうきは、最近の大輔お気に入りの単語。意味するところは不明だが、何か言うとこの単語が出てくる。例えばこんな感じだ。


「ママ。ママはうきうきだねぇ。」
「きらきら(注:日光のこと)はうきうきだよ。」
「もう1時すぎたからね、うきうきなんだよ。」
「ママ、うきうきだからもう寝なくちゃ。うきうきなっちゃうよ。」


このうきうき。用法から推察して形容詞らしいのだが、いい意味に使っているのか、悪い意味につかっているのか、さっぱりわからない。更に気になるのはママとセットになっているらしいこと。ママには頻繁に使うのに、パパには全く使わないあたり、ママ=うきうきの公式が成り立っているらしいのだ。(ちなみにパパに使うのは「男前」。誰に教わったのかは謎。)

謎の単語「うきうき」。どういう意味なのか本人に聞いてみたのだが、案の定というか、やっぱりというか、まったく要領を得ない答えが返ってきただけだった。まぁ、そうだろうな。


昼食の後片付けをしていた時のこと。キッチンの隣の和室で、犬のぬいぐるみ相手に大輔が何やら喋っていた。


「シロ。あんたは本当に可愛いねェ。」
「シロ、シロはお利口さん。大好きだよ。」


そうしてしばらくシロを抱きしめた後、しみじみとこう言った。


「シロ、あんたは本当にぬいぐるみだねぇ。」
確かにそのとうりなのだが、妙におかしくて、思わず吹きだした私だった。子供って、おかしい。