夜の夢こそまこと。

いつも何かしらアクシデントが起こって、締切りぎりぎりで投函する年賀状。どういうわけか今年は順調に書き終え12月15日に投函。為すべき事をやり終えて、気持ちすっきり。心穏やか。
・・・・の筈だったのだが。
大輔と二人でビデオを見ていた時、ふと、賀状に添えた文句と、添えた相手を思い出した。
「結婚して初めてのお正月、楽しんでいますか。」
相手は今年10月に結婚して、暮れに離婚した友人。つまり、彼女にとって来年は、正確には、結婚して離婚した初めてのお正月。
のー!!!!
真っ青になって郵便局に電話をかけ、涙ながらに事情を説明すると、問題の賀状が保管されている郵便局に来れば返還するとのこと。身支度もそこそこに車を飛ばして駆けつけ、無事問題の賀状を取り戻してほっと胸を撫で下ろした・・・という夢を見た。
なんだ、夢か。夢だったのか。まだバクバクいっている心臓を押えながら、心底ほっとした私。
それにしても、リアルだったなぁ、あの夢。
いかにもありそうな話だけに、完全に目が覚めるまで、夢だと気付かなかったくらいリアルだった。あんまりリアルで、夢の方が現実で、ほっとしている今の自分の方が夢なのではと思える程だ。
夢は無意識からのメッセージだという。正夢だとか、予知夢とか。夢枕に立った人物が告げた言葉が、現実になったという話もある。大丈夫だと思うけれど、地雷を踏みそうな境遇の友人知人は居ない筈だけれど、
でも。
本当に大丈夫だと、言い切れるのか、自分。
絶対に大丈夫だと断言できるのか、自分。
そもそも信用できるのか、自分自身。
大輔に朝食を取らせた後、飲まず食わずで3時間。後片付けもうっちゃったままPCに打ちこんだアドレスを見ながら、賀状の添え書きを必死に思い出す私だった。どうかあの夢が、正夢になりませんように。
追記:夢に登場した友人は、現実には結婚して早12年。一男二女に恵まれて、今も昔も、幸せに暮らしております。・・・だから彼女を選んだのか、夢よ。